最近色々なコンデンサーマイクの試奏をしたので、備忘録がてらまとめてみようかなぁと
今回は、ボーカルまいの歌を録るという目的でマイクを選んでレビューしてるので楽器とかの場合は必ずしも当てはまらないと思います。
まずは王道NEUMANNから。
植木屋スタジオや、外部スタジオを使っていたときから、まいのボーカルに使っていたマイク。 シルキーかつ、粘りのある音がして高音の伸びが特に素晴らしいです。芯があり、オケの中でも埋もれないしっかりとした音が録れる印象。ボーカルの高周波数帯成分がジリジリしないところも使っていて安心感があります。 音像もかなり立体的に録れる感じ。 ちょっと高いのが玉に傷。 lwsスタジオにも無事導入出来たので次回作からもまた、お世話になる予定。
U87Aiを探していたとき、たまたま楽器屋の店員さんが試奏を勧めてくれたのがこのマイク。
U87Aiと比べ、とてもナチュラルに優しい音が録れる印象。 楽器数が少ないオケ+優しい歌の曲とかで凄い力を発揮しそう。あとはこれでコーラス録ったら凄い良さそう。 芯の強さや、録り音の存在感を求めるというよりは、上品でナチュラルが欲しい時に使いたい。 新品価格はU87Aiと同じくらいだけど、中古では10万円くらいから手に入るのでお財布にも優しい。 でも実物試せる楽器店は超少ないと思う。
ノイマンの低価格ライン。サスペンションやポップガード無しで使用できる。しかもめちゃめちゃ小さくてセッティングも保管も楽。まさに宅録の為のコンデンサーマイク! 音はU87Aiに軽くコンプをかけた感じ。オケに埋もれない粘り強いボーカルが録れそうな印象。 立体感や高音の伸びこそはU87Aiに及ばないものの5万円台で買えるところを考えると全然あり。何故雑誌や店員に勧められるかとても納得できた。
次はBlue
BOTTLE ROCKET STAGE ONE(B8カプセル)
ロックサウンドの中でも映えそうなしっかりとした音。ナチュラルというよりはサチュレーション気味の音で、奥行き間は弱い印象。lwsの方向性やまいの声にはマッチしなそうだった・・・。外見が好きなだけに残念。最近は7万円台で新品が買えるのでオブジェにも最適w マヂ見た目最高。ただのBottleはでかすぎだって・・・
AKGのフラッグシップモデルであるC414のハイコストパフォーマンスモデル。指向性切り替えを省き、ダイアフラムの枚数も1枚に。 流石C414の血縁者だけあって、低価格帯コンデンサーマイクがひしめく中でも頭ひとつ抜けた音質。 実際にこれは購入してLast Layer 2のボーカルは全てこのマイクでレコーディングしています。 しっかり使い込んだだけに弱いところも見えてきて、高周波数帯のザラつき、音に芯が入りにくい、C414に比べて高周波数帯はかなりラフな印象等。 粘り強さももうちょっと欲しいかなぁ。 ただ、これは高価格帯マイクと比べての話なので、3万円ちょっとで買える事を考えると十分及第点。
オフマイクとしての使用で力を発揮しそう。オンマイクとしてボーカルに使うと、高周波数帯の処理が癖があり、喉の振動時の不快な音までしっかりと味付けして拾ってしまう感じ。 ただ、レコーディングに行ってこれがスタンドにセッティングされてたらかっこいいよね!って見た目してるw Violet designのマイクはどれも見た目が最高!! 音質もFlamingoシリーズは試聴ファイルを聞いた感じは凄い好みだけどいかんせん高すぎる・・・
そんな感じでここ何ヶ月かで試したマイク一覧です。
マイク選びの一番大切な点は、ボーカルにあったマイクを選ぶことだと思います。宅録では中々曲にあったマイクを用意することは難しいと思うので、よくご一緒するボーカルさんと試奏に行くことがオススメですね~。レビューや世間の評価も参考になりますが、一番は自分の耳で実際に録る音を試してみることだと思います。
偉そうなこと色々書いてすみません・・・orz あくまでも海老の感想ってことで・・・